某県、椿野市。山の中のうねうね道を進んでいると妙に視線を感じます。その正体は山から除く巨大な目玉でありました。
知らない人が見たら誰かの悪戯か、何かの見間違いか、もしかしたらデイダラボッチなどの妖怪に見えるかも。山道の木々の間からちらちらと見てきます。
近づいてみてみれば何とも奇妙な建造物。あたり一面緑なだけに一層不可解な風景であります。
作られてから長い年月が経っているのでしょう。あたりは棘を備えた藪に覆われ、同行から草木が生い茂っています。
緑内障です。
彼の見る先にレンズを向けてみても連なる山々と少しの民家しか見えません。その緑色の眼で何を見ているのかよくわかりません。