残暑厳しい九月初旬。ある廃墟に行った帰り、いつものようにきょろきょろしながら山道を走っていた時のことでした。遠くに雰囲気のある鳥居が見えました。
こんな赤抜けた神社は見逃しはしません。その名も白川豚冠神社。
参道が林に吸い込まれていて何やら険しそう。登るのちょっとメンドクサイなぁ...なんて思ったり。でもきっと何かの縁だと思って参拝してみることにしました。
錆びれたお堂がぽつんとひとつ。どうやらもう手入れはされていないみたい。屋根も手すりも荒れ放題でした。
幕は破れ、床板は腐り、散らかっています。
ネットを調べてみても極端に情報が少ない。不思議なものです。
信仰あっての神様ではないでしょうか。人間に忘れられたというのならばいったいどこに行くのでしょう。