2020-01-01から1年間の記事一覧

信仰は儚き人間の為に。

残暑厳しい九月初旬。ある廃墟に行った帰り、いつものようにきょろきょろしながら山道を走っていた時のことでした。遠くに雰囲気のある鳥居が見えました。 こんな赤抜けた神社は見逃しはしません。その名も白川豚冠神社。 参道が林に吸い込まれていて何やら…

あいち幻想入り展レポート。

令和2年12月11日~13日に名古屋市の市民ギャラリー矢田で開催されたあいち幻想入り展に出展させていただきましたレポート。幻想入り展は今回で二回目の参加でございます。 幻想入り展は東方projectの世界観を表現した写真を展示しようという展覧会。小説やイ…

この街角の片隅に。

高円寺のギャラリーで路上園芸学会さんの写真展があったので行ってみました。 某輸入雑貨業者じゃないですけれどあんまりギャラリーというのは居心地がいいものじゃないけどなぁなんて思いながら。 路上園芸学会とは街角の園芸活動や植物を見守って観察・撮…

木造エメラルド局便郵。

山奥の郵便局。近代建築らしい緑色の木造で湿度の高い木々に囲まれて建っています。 休日だからシャッターは閉まっていてもあくまで現役。規模から言って訪れる人は多くはないでしょうがそれでもこの地域に欠かせない施設であることは違いありません。 この…

パワフルバーガー大波級。

今日はなんだかハンバーガーが食べたい気分。そんな日が一か月に一度くらいはあります。たいていは大手チェーン店のピエロか苔か王様に絞られるけれどどれも食べてみて毎回思うのです、なんかちょっとちがうなぁ、と。 ここは軍港横須賀のとある飲食店。店内…

オンボロレトロシューターズ。

相漠湖の湖畔の公園の片隅に光らぬネオン看板を掲げているゲームセンター。 ゲームセンターといっても都会の騒音と閃光まき散らす電子遊技場とは全く違う、昭和の香りが漂うかのような機体ばかりがそろっています。 今はもう温泉街などにしか残っていないの…

彩の国の褪めた鉱泉。

彩玉県の山奥にひっそりと佇む鉱泉に行きました。鉱泉の名は「千鹿谷鉱泉」。 聞けばほどなく閉業してしまうとのこと。こういう古い温泉旅館は大好きなので何とか閉まってしまう前に行きたかったのです。 訪問した日は八月下旬。カンカン照りの日差しの中、…

葉を想う華は夢を見る。

ここは巾脱田。曼珠沙華が有名な場所。お彼岸の季節には一面に赤い華が咲き誇ります。 葉っぱは無く、地面からニョキっと伸びて妖艶な花弁をつけるその華の赤さは見た者を何とも引き付ける魅力を持っています。 寸分違わずお彼岸の季節にきっちり咲くという…

ふらり路地裏誘因灯。

この町で飲み屋を探すに苦労はしません。大通りを一本入ればあちらこちらに飲み屋居酒屋。次々とサラリーマンが吸い込まれてゆくのです。 時代を感じるフォントの看板もまだまだ現役。左側が暗いのはどうしてでしょう? 入りにくさMAXスナック。あと何歳年を…

すげ笠の画家。

どうして画家のかぶる帽子はベレー帽なのでしょう。 別に野球帽でも麦わら帽子でもいいと思うのです。画家や漫画家にはベレー帽である理由があるのでしょう。 埼王の山奥で絵を描いていたおじいさんはすげ笠。日の照る暑い日だったからとっても実用的。 橋の…

イツトモエ廃温室・試作版 丙

イツトモエ廃温室です。私が訪れた廃墟神社施設路地裏、おいしかった食べ物や綺麗だった植物のことなどなど。ツイッターで乗り切らない写真や伝えきれない文章を載せていきます。